☆年下王子のアイツ★




「だから…」



「……?」





瞬のお母さんは一瞬黙る。そして――




「瞬の隣で笑っててね?」




こう言った。






私は恵まれている



友達がたくさんいて、


親がいて、


こんな優しい瞬のお母さんがいて、


愁も(たぶん…)見守っててくれてて、



…そして、なにより瞬がいる。




みんなの手の中で、私たちは生きているんだ




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