甘めな年下くん☆

「...花乃っ」




変な雰囲気の中、慌てた声の那智があたしの前に現れた。





「....那智。」

「花乃...な「せんぱ~い!」





那智の顔が怖い...
そして、声も。

裏那智の怒ったバージョンだ...




「小町ちゃん。ごめんね、先行って」

「いいんですよぉ~!」





エヘと笑った顔に、どことなく涙の跡が見えるのは
気のせいかなぁ...??





「あ、あった...紙」





相神は、あたし達に水色の紙を見せた。





「何か...書いてある」

「何て書いてありますかぁ~」

「.....おめでとうございます、この紙を手にしたあなた達にはスペシャルなご褒美を...だと」





スペシャルなご褒美...?
気になるなぁ....






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