甘めな年下くん☆

「何やってるんですか」





低い声に顔を上げると、那智。

いつっも、現れるよね...





「何って。話聞いてただけ」




那智は不機嫌そうに顔を歪めるとあたし達に近づいた。





「そうですか。それでは...僕も話あるんで」




あたしの空いている片手を握ると相神から引き離した。





「いたいっ...那智痛いよ...」





掴まれている手が痛たい。
すごい力だもん....


言っても、無視。





「離してよ、痛い」





いくら言っても、無視。




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