甘めな年下くん☆
「今日は、雨が降りそうだねぇ」
空は、さっきまで晴れてたのに今は雲が空に広がって薄暗い。
「本当だ...夕立来るんじゃないかなぁ?」
他愛もない会話をして、階段を下りる。
階段には、野球帽を被った男子と吹奏楽部の女子が数人いた。
「傘、持ってきてないのに....」
「ねぇ、今「楠原」
不意に呼ばれた名前にドキッとした。
誰?
後ろを見ると、相神が無愛想な顔で立っていた。
「びっくりした...どうしたの、相神くん」
そういうと、相神はプリントを渡した。