甘めな年下くん☆
教室につくと、2人は静かに作業を始めていた。
那智は、相神の斜め後ろに座ってる。
あたしは那智の隣に座った。
「...なんで、こんなに名簿多いの?」
そう、机の上には大量の名簿用紙。
「クラスの全員分書かねぇと駄目らしい」
「先生も無茶な事言うよね。自分でやれって感じ」
ふぅと息をはいて、あたしはクラスの女子分の名簿を書き始めた。
~30分後~
ゴロゴロゴロと雷のなるような音が聞こえた。
嘘っ!
雨、降ってるじゃんっ!!!
傘持ってきて無いんだけど。
ふと、隣を見ると那智は無表情だった。
目線の先には相神。
何を考えているんだろう。