甘めな年下くん☆
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『待ちに待ったキャンプファイヤーです!』






外のでっかい広場の真ん中には炎が燃えてる。






「あのね、知ってた???」





炎を眺めながら、人気のないベンチでおしゃべり中のあたし達。
未奈ちゃんは、頬ずえをついて炎を眺めていた。






「知らない」

「ハハッ、ジンクスがあるんだよ。」






色々な話があるなぁ...





「好きな人と、キャンプファイヤーを見るとずっと一緒に居れるんだって」

「一瞬でも...?」

「うううん。最後の炎が消される時に見ないといけないの。だからさ~...」





那智誘おうかな...だけど周りには女の子がいるし...










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