甘めな年下くん☆

ボソっと呟いたのに聞こえたみたい。
那智は顔を上げると嬉しそうに笑った。






「珍しいなぁ、花乃がヤキモチだなんて」

「それってどういう意味ですかぁ?」





隣に座る。
自然と座っちゃった感じ。

目線がぶつかる。






「嬉しいな、僕。」







可愛い顔でふわっと微笑むと
あたしにキスした。






「可愛いんだから、ほんっと」






舌が絡み合う。
なぜか、桃の味がした。






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