甘めな年下くん☆

「変わったね。だって、遊園地で会った時は凄いイケメンだなぁって見惚れちゃったもん。まぁ那智には言えないんだけどね」






小さい声で話していると先生は教室から出て行った。
あ、いつのまにかHRは終わり。





「え、那智って.....なっち???」





そう、なっちというあだ名をつけたのは望。
その頃、那智は怒って家の中に入って行っちゃって。
聖はずっと笑ってた。

那智よりは強かったけど、あたしには弱かった。





「そうだよ、前も一緒に居たんだけど気付かなかった?」

「あぁ、うん」

「そっか。後で家おいでよ。ね???」







久しぶりに会いたいだろうし。
...と思っていたのに







「いや、いいや。用事あるし」







素っ気ない返事。
えぇ!?せっかく久しぶりだから、ねぇ。





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