甘めな年下くん☆

「チッ。入れば」




那智は思いっきり舌うちすると家に入って行った。




「アイツ、うざい」





小さく呟くと、壁に押し付けられた。
手首をつかまれ痛い.....




「嫌そうな顔しないよね、してほしいんだ?」

「ちがぅ.....」





顔を近づけると唇を押しつけられた。






「ハァッ.....ン...ンン」






甘いけれどどこか強引で酔った気分になる。
フワフワしてきた......







「ゃだ..」








小さい声で言うと
那智は顔を歪めて口を離した。

その、顔が.....
悲しそうだったから。


驚いた。




< 228 / 329 >

この作品をシェア

pagetop