甘めな年下くん☆
だけど.......たいして喧嘩したワケじゃない。
そんな事で忘れるわけ、ないよ。
ただ那智が何を考えてるのかが分からなくなった、それだけ。
「めぇつぶって?」
望が耳元で言った。思わずドキドキして、耳が熱くなるのが分かった。
ふっと、いいかなと思ってしまう自分がいる。
だけど........
「ご、ごめん!!!!!」
突き飛ばしてしまった。
押された望は尻もちをつく。
「いった.......」
慌てて近づくと
「大丈夫。ごめんな。気にすんな。勝手に使って。じゃあ」
望は慌てて苦笑いをした、けど目は笑わず
辛そうに見える。