甘めな年下くん☆
何を考えていたんだろ。
「だんだんと、寒くなってくね」
2人で並んで歩いていると、心地よくて...
昔?に戻ったみたい....
「もう冬だもん。ママとか帰ってくるんじゃない?」
「あーお母さん....年明けに帰るって言ってたからなぁ。花乃ママ達は遅そうだよ」
那智の手は、ポッケの中。あたしの手は、宙に浮いてる。
その手を見ながら歩いていると
寂しくなった。
この間までは手繋いで帰ってたのに。
あの温もりが恋しい。
「花、乃?」
呼ばれてハッとした。
その名前を呼ばれるだけでも苦しくなる。
ギューッてするの、胸が。