甘めな年下くん☆
「......アレ、花乃?」
背中を丸めて歩いてるもんだから、誰かと思えば望だった。
「やっぱり。おはよ~」
笑顔で言ったのにスルーされた。
おこってるのかな?
だけど、違った。
望の視線は、那智の方に向けられていた。
そして、那智も望を見ていた。
「.....久しぶり、那智」
重苦しい雰囲気の中、望が言った。
「この間も会ったじゃん。忘れた?」
那智は、笑顔だ....
「あーそーいえば」