甘めな年下くん☆

『コンコン』




その音で目が覚めた。
外を見ると、薄暗くなっている。

2時間くらい、寝たのかな...

扉を開けると、





「花乃~...お母さんが呼んでるんだぁ...降りてきてぇ」




いつも、どうりの...那智。
何事も無かったかのように、前と変わらない。

もしかして、昼間のは夢だったのかな?





「あ...うん」




部屋を出て那智の後ろを歩く。

やっぱり...桃の香りがした。





「お母さん達、何の話だろうね。」

「...そっ..そうだね」





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