甘めな年下くん☆
急いで作ると、那智は寝ていた。
...可愛い。
大きな目に長いまつげ。赤い艶めいた唇。
ニキビなんて、なくて。
ほんのりと、桃色に染まったホッペ。
羨ましい...
見ているだけで、胸が高鳴った。
「...起きて。ご飯出来た...よ?」
肩を揺らすと、スゥっと目を覚ました。
「起きた?早く食べなよ...」
みそ汁と卵焼きと、白ご飯。
「...んっ...いただきます」
2人で並んでゆっくりご飯を食べる。
やっぱり...寂しいな、
「美味しい!みそ汁、おいしいよ!」
「あ、ありがと..レトルトだけど。」
「...アハハ!花乃っぽ~い。明日はちゃんと作ってね?」
可愛く首をかしげられると、頷くしか無くなる。