甘めな年下くん☆
「楽しみだなぁ...ご馳走様っ」
那智のお皿を見ると、全部食べていた。
少なかったかなぁ?
っていうか、昨日の低い声と顔と発言がウソみたいに
いつもの那智。
「いこ!遅刻しちゃうよ」
「まだ、洗濯とか掃除とか終わって無いんだけど...」
「帰ってからでいいよ♪これからは、早く起きないとね?」
嫌味のようにウィンク。
うっ...ムカツクけど可愛い。
「ハイハイ!」
玄関に向かって靴をはくと、後ろから抱きしめられた。
「今日、昼休み...資料室でね?」
また低い声。
その声にドキッてする。
コクリと頷くと、体を離した。
「じゃあ、いこ~♪」
。