甘めな年下くん☆
「そうかな?昼休み、始まるのと同時に来たんだけど?」
「ふーん...座れば?」
裏那智だ!喋り方が、声が低くて怪しい雰囲気。
「あ、ありがとうございます」
なぜか敬語になっちゃうし。
「ん~....お腹一杯になったら眠くなった~」
あたしは、那智から少し離れた場所にあるイスに座る。
「苺パンだけで?」
「僕、小食だから。」
背伸びをすると、那智は大きな机に寝転んだ。
「なんか、この雰囲気好き。資料だらけだけど...懐かしい匂いする」
「懐かしい匂い?どういう意味?」
フフと笑ったと思うと、那智はいきなり立ちあがった。
「意味は無いよ、ただ言っただけ。」