甘めな年下くん☆
資料室から出ると、なんだか安心した。
あー....なんか今日も疲れたぁ。
『ガラッ』
教室に入ると、未奈ちゃんがクラスの男子と楽しそうに話してる。
ほんのりと、未奈ちゃんのホッペが赤くなっているのが分かった。
ジィーっと見てると、未奈ちゃんは気付いたみたいであたしの方に駆けて来た。
「どーしたの?怖い顔しちゃって。」
「未奈ちゃん...どうしよぉ~!」
半泣き状態で、泣きつく。
「あ~帰りにマックで話聞くよ!今日こそは、行こうよ?」
「うんっ!」
これは、聞いてもらわないと。
「よーし、始めるぞ。席つけ」
先生の話も、あまり耳に入らないまま授業は終わった-