甘めな年下くん☆
「いただきます」
あっ...暖かい。
美味しいな...
「どう?おいしい?」
頬ずえをついて、問いかけてくる。
覗き込むように上目使い。
苦しい。
「お、いしいよ?あったかいし」
「でしょ?お風呂入る前に電子レンジにいれたから」
あ~苦しい。
声を聞くだけで、姿が見えるだけで。
こんなにも、苦しくなるなんて。
胸がしめつけられるような。
だけど、ドキドキもある。
キスされて、嫌じゃなかったのも...
この苦しさに関係してるのかな?
なんでだろう。
「花乃。なに、ボーッとしてんの?」
「美味しいなって思ってたの」
「それはどうも」