甘めな年下くん☆
「嫌、だよ...」
「嘘つけ。本当に嫌なら泣いてでも、僕を突き放すはず。」
まだ冷たい瞳で、あたしを見る。
「ッ...分かんないんだよ.....あたしも、何で嫌じゃないのか...」
「それって...僕の事...好きっていう意味?」
「...な、何でそうなるのっ?」
好き?
嫌じゃないのが、好き?
「え?普通、そう捉えちゃうと思うけど」
冷たい瞳から、また優しい瞳になる。
そして、なぜか嬉しそうに微笑んだ。
可愛い...
「ないない!」
何を慌ててるんだか、あたしは。
まさか、好きだなんて。
ありえないっ!