甘めな年下くん☆
「やったぁ、今日はイイ事ありそう!」
フフンと笑った未奈ちゃんは、あたしの方に視線を変える。
「んで、何だっけ?」
「あっとぉ....う~ん、いいや」
相神がいるから、話にくいんだもん。
「いいの?大切な話じゃん。」
未奈ちゃんが首をかしげる。
後で話そう、と思った時だった。
相神が静かに教室から出ていく。
あれ??
もしかして...気を使ってくれたのかな?
アイツにしては、珍しい。
「やっぱり、話す。」
「アハハハ!なんじゃぁ、花乃...で??」
誰も来そうにないから、あたしは話し始めた。
昨日の事を、
そして....浮かんできたヒトの名前を。