甘めな年下くん☆
タイミング良く、相神が入ってくる。
もしかして、聞こえてたらヤバイよね?
「もう話終わった?」
あたしを見て、言う。
やっぱ、気使ってくれたんだ。
「ありがとう。」
「何が」
「なら、いいんだけど...」
本当無愛想。
未奈ちゃんのカッコイイっていう理由が分かんない。
だけど、笑顔はちょっとドキってしちゃう。
「ね、相神くん勉強教えてよぉ♪」
高い声になった未奈ちゃんは相神の隣へと移動していった。
移動するとき、あたしに笑顔でピース。
未奈ちゃん...伊達川が好きなんでしょ。
呆れながらも、席を立った。
「あれ~、何処行くの。花乃」
「ちょっとトイレ」
そして、2人を置いて教室を出た。