甘めな年下くん☆
「あのね、じゃあケンケンパしよぉー」
あたしの手を握る手は小さくて暖かった。
「じゃあ、あたしからね。」
そうして始めようと思った時だった。
後ろから声がした。
「えりか。」
んっっ???
この声...聞いたことあるんだけど。
「お兄ちゃんっ!」
えりかちゃんは、嬉しそうに呼ぶとあたしの手を握った。
「見て、お兄ちゃん。お姉ちゃんが遊んでくれた!」
まだ遊んでないんだけどね。
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