甘めな年下くん☆
「バイバイ!お姉ちゃん」
「バイバイ?」
「ありがとな」
手を振ると、嬉しそうに手を振り返してきた。
あたしは、2人の姿が見えなくなると家に向かって歩き出した。
もう暗くなってる。
時間は8時くらい....
家の近く
暗くて、やっぱり見慣れた景色でも怖い。
すると、だんだんとあたしに近づいてくる人影が見えた。
んん???
那智...??
「花乃っ」
慌てた様な怒ったような、泣きそうな声。