DEAD OF WORLD
「俺は~レンって名前なぁ~~覚えろよ~~ん。で、あそこでぶつぶつ言ってるのがユナなぁ~~あいつは――覚えなくていい~~」
レンがいかにもめんどくさそうにそう言うと―――
《はっ!?私ったらまた悪い癖が////あっ!!レン私を置いて何話してるんですか!!》
彼女はこちらにきずき、常人なら走って5秒はかかる距離を一瞬で縮まったことに魁斗は驚いた―――
《私の名前は「いったぞ~~」ですので知ってますか…》
「ちょと、まってくれ…
ここはどこなんだ?
煙の国(スモーク・アイ・ランド)か?
それに、さっき木を蹴ったら折れたぞ!
折れたぞ!!
俺の体に何かしたのか!!」
魁斗は声を張り上げて言ったのとは裏腹に、レノはさっきと同じように語る―――
「あぁ~~最初の質問には答えてやるよ~~ここは煙の国じゃないよ~~ここは―――
お前が生きていた時の三年後の世界―――
死を迎えた後の世界(アフターグラウンド)――――