DEAD OF WORLD

―境界線―


魁斗はレンの言った言葉がよくわからなかった―――

「おいおい…そんな大陸聞いたことないぞ。」



そう言うと、また驚くべき事を知らされる――――



《そうですね…わからないですか。簡単に言うと…ここはあなたが生きていた世界の約3年後の世界なんですよ――》


「んで~大陸で言うとなぁ~~えぇっと~~~あそこだよ!あの~~《ゼムニアス大陸ですよ》それ!!それを言いたかったんだよ~~」





――ここがゼムニアス大陸…


魁斗が生きていた世界には


アルバニル大陸


ゼムニアス大陸


レゼ大陸


ハーヴェイド大陸


スモーク・アイ・ランド


の5つの大陸に別れている。


そしてゼムニアス大陸は、“眠れぬ夜の大陸”と言われ、

照明等の電気技術が盛んな大陸と言われていた。


それがたったの3年でこんなに衰退するものか…


「そんなこと信じれるか…聞きたいことはたくさんあるが、そんなことはもうどうでもいい!!

あんたら二人は“隼人”って言うやつを知らないか?
俺はそいつを探しに来たんだ!!」
魁斗は怒鳴りちらし、少しの沈黙――――




「さぁ~~ねぇ~~しらねぇ~わぁ~~」レンが言うと



「ふざけんな!!!隼人も俺と同じようにこっちの世界に来たから、あっちからいなくなったってことはわかってんだよ!!!」



《それはち“それはちがいます”―女神!!》

ユナが何かを言おうとしたとき、“声”が現れた――――
< 15 / 97 >

この作品をシェア

pagetop