DEAD OF WORLD


突然そんなことを言われても、今まで普通の学生だった彼には、漠然とし過ぎていた――――


《正確に言うと、あちらの世界を救うんです。未来の世界を救っても、仕方ないですからね。》


魁斗は、ユナから色々聞かされた―――

・こちらとあちらの世界では、痛み・苦しみ・死は共通の感覚である―――


・こちらで、死を迎えればあちらにも、反映する―――etc


「なるほど!!!










わからん…」




「アホなのねぇ~~~」

《ちょ///レン!!失礼ですよ!!少し頭が固いだけじゃないですか!!》


レンは思ったことをいい、ユナがそれに反論した―――




いや、違う―――ただ表現を変えただけだ―――


ユナ…フォローになってません―――


「とりあえず、あんたたちの言うことを信じるよ!!で俺は何をすればいいんだ?」



「理解できて無いのに、信じるとかあるのかぁ~~~まぁいいや~~とりあえず~~~



お前の名前を考えろ~~」



??名前??

《レンは説明がたりなさ過ぎです!!》

ユナはそう言い続けた――


・相手には意識レベル5:5と言うどちらの世界にも意識をおくことのできるものがいる。


・現世の名前だと見つけ出されたら“死”はどちらの世界にも共通する――etc



「なるほど!これはよくわかった!」

とは言っても自分の名前を考えたことない彼には、次の言葉が出るまで少し時間を有した―――


「…レオン…ってだめか?」


《!?…いいんじゃないないですか…》

ユナは少し驚いたが、すぐに今までどうりになり、言った―――



《じゃあレオン!これからよろしくね!》

ユナは少し微笑みながら、レオンに手を差し出した―――


「あぁよろしく…」

ユナの手と自分の手を繋ぎ、握手をかわしたとき――――
< 17 / 97 >

この作品をシェア

pagetop