DEAD OF WORLD
突然そんなことを言われても、今まで普通の学生だった彼には、漠然とし過ぎていた――――
《正確に言うと、あちらの世界を救うんです。未来の世界を救っても、仕方ないですからね。》
魁斗は、ユナから色々聞かされた―――
・こちらとあちらの世界では、痛み・苦しみ・死は共通の感覚である―――
・こちらで、死を迎えればあちらにも、反映する―――etc
「なるほど!!!
わからん…」
「アホなのねぇ~~~」
《ちょ///レン!!失礼ですよ!!少し頭が固いだけじゃないですか!!》
レンは思ったことをいい、ユナがそれに反論した―――
いや、違う―――ただ表現を変えただけだ―――
ユナ…フォローになってません―――
「とりあえず、あんたたちの言うことを信じるよ!!で俺は何をすればいいんだ?」
「理解できて無いのに、信じるとかあるのかぁ~~~まぁいいや~~とりあえず~~~
お前の名前を考えろ~~」
??名前??
《レンは説明がたりなさ過ぎです!!》
ユナはそう言い続けた――
・相手には意識レベル5:5と言うどちらの世界にも意識をおくことのできるものがいる。
・現世の名前だと見つけ出されたら“死”はどちらの世界にも共通する――etc
「なるほど!これはよくわかった!」
とは言っても自分の名前を考えたことない彼には、次の言葉が出るまで少し時間を有した―――
「…レオン…ってだめか?」
《!?…いいんじゃないないですか…》
ユナは少し驚いたが、すぐに今までどうりになり、言った―――
《じゃあレオン!これからよろしくね!》
ユナは少し微笑みながら、レオンに手を差し出した―――
「あぁよろしく…」
ユナの手と自分の手を繋ぎ、握手をかわしたとき――――