DEAD OF WORLD
「!?誰だ!!」
レオンが姿を見せないものにそう言うと――
‘俺?俺はジョブ選択官吏ベース!まぁお前が死ななければ、長い付き合いになるからな、使徒No.683」
「なんだよその番号…俺にはちゃんとレオンって名前があんだよ!」
‘いちいち吠えるな!器が小さく思われるゾ――まぁ、お前が強くなったら名前を使ってやるよ683’
レオンは姿を表さないことと、番号で自分を呼ぶことに舌打ちをした―――
‘それジャア、早速ジョブ選択と行くか~。とりあえず、前を見ろ’
前には周りにある円柱と同じものだが、さっきのと彫られかたが違うものがある―――
「なぁ――この彫られているものは何なんだ?」
レオンが聞いてみて返って来た答えは―――――
‘その石碑には〝刀〟の記憶が埋め込まれている’
なるほど……この石碑には刀の記憶があるんだな――――
あれ?さっきの質問の答えは?――
「なぁ…この彫られ‘その石碑から時計回りに色々な武器の記憶が埋め込まれている。’…」
なるほど…シカトですか…実に腹立たしい…
それからベースは続けた―――
順に――〝剣(ソード)〟〝槍〟〝斧〟〝斧槍(ハルバード)〟〝双剣〟〝銃〟〝双銃〟〝ロッド〟〝拳〟〝棒〟〝弓〟
計12種の武器の名が出てきた―――
‘この中から、いずれか1つをメインジョブとするんだ―’
そう言うと、レオンは質問した――
「メインがあるからにはサブもあるのか?」
‘まぁ、あるにはあるが、今お前が知る必要はないヨォ!とりあえず、1つ選びなァ~’
まさか、答えるとは思わず、少し驚いたところ、ベースがせかして来るので選択することにした――
どれにするかな――…といろいろ考えていると―――
‘そういえば、1つ言って無かったけど―――――
掘られてるのは古代文字だヨォ’
「言うのおそいは!!どんだけ前の質問だよ!!」
レオンは少しキレ気味で言う―――
古代文字と言う言葉に疑問を持つことを忘れ――――