DEAD OF WORLD

「気魂の負荷の無い攻撃は意味をなしませんよ。」


ユナがゆっくりと歩き出す…




なんとか、立ち上がる事ができたレオンだが、目の前にはユナがいる…

彼女がナイフをかまえたので瞬時に、横に回避…


だがそれは読まれており、ユナは彼の左肩にナイフを突き刺した。


グサッ―――



「ぐぁぁ!!!!」


レオンが左肩をおさえる。

赤い液体が流れ出ている――



「こんなものですか。」



ユナがため息混じりでそう言うと、レオンが顔を上げて―――




「なめんなっ!!!」

一言はなち、自分の肩からナイフを引き抜き、負荷をかけ、投げつける。それと同時に後ろに下がりハルバードを構える。

刃を下に向け、腰を落とし、前傾姿勢で構える――




「ナイフは簡単に止められる――
それはわかってる――

だから、これにかける!」

彼は覚悟し―
そして、突進する――



< 37 / 97 >

この作品をシェア

pagetop