DEAD OF WORLD
「悪かった悪かったーー」
ヒリュウが頭をかきながら謝罪をする。続けて他の二人も頭をさげる。
「いや…まぁ痛かったけど気にしてないから。痛かったけど。」
少し皮肉をこめる。
「うぅ……ごめんなさい。」
まさしく小動物のような女の子…ミユが本当に申し訳無さそうに謝る。それを見て罪悪感がわきさっきの言葉を否定しようとしたとき……
「あんたねぇ!!人が下手に出てるのをいい気に!!ミユを悲しませようとは言い度胸してるじゃない。」
仁王立ちの女性が立ち上がり良い放つ。
「いや!…そんなつもりは無かったが、悪かったよ…」
「…わかれば良いのよ…それじゃあ自己紹介して。」
やけに上から目線だな…
こいつは苦手かもな…と思いながら話始める。
「名前はレオン。歳は17だ。俺がこの世界に来た理由は友達を救うためだ。まだまだわからない事が多いがよろしく頼む。」
それだけ言うとみんなの顔を見る。ミユと目があったが、彼女はすぐに目をそらし俯いてしまった…
やっぱさっきのが悪かったかな…と思っていると、
「じゃあ次は私たちね。」
と言い、他の連中の自己紹介が始まった…