DEAD OF WORLD

ドアに近づいて行き、開けようとすると、
「そのまま聞け。」ヒリュウがそう言って来た。
そして続ける――

「決闘の日時だ…
3日後の午後4時。
場所は第二演習場だ。
演習場へは、カリンとかに道でも聞いて来るんだな。」


そう言い終わるが彼がいなくなる気配は感じられない――

俺は「どうしたんだ…ヒリュウ?」と聞く―――

「………じゃあな。」

それだけ言って彼はそこから身をひいた―――


彼がなぜ自分にこんなにも突っかかって来る事がわからず、少し考える―――
しかし彼にその答えが出るはずもなく、彼もドアから離れる―――
なぜ決闘なんて――

パーティーなのに――


そう考えながら再びベッドに腰をかける……


が――――


「あぁん///」

下から聞こえるはずの無い声が聞こえた―――

すぐさま布団を剥ぎ取るとそこには、ユナの姿があった―――

「なにしてんだあんた?不法侵入だぞ…」
少し声を低くし尋ねる。


ユナは顔を下げて言う…


「電気は……消してね////」


「消さねえよ!!!!」

そう言い、彼女を上から足で押し潰す。


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