DEAD OF WORLD
そこでは当たり前のように洗顔等はできず、ユナに渡された食パン二枚がその日の昼食になってしまった。
それを食べたあとすぐに格闘が始まった――
「そろそろ休憩にしますか。」
彼女はやっと止まってくれた。
「いや…何時間やりあってると思ってんの!?8時間もだぞ!!洒落になんねぇよ…。」
長い格闘のお陰で彼の身体には沢山のアザがあちらこちらに出来ていた。
「でも終盤はかなりいい感じでしたよ。これなら明日負けないでしょうね。」
とは言われたものの、レオンにはしっかりした手ごたえをつかめていなかった。
ヒリュウの力がわからない以上油断は出来ない。そしてこの決闘に勝つ理由が彼にはなかった。
「決闘に勝つ理由ですか…それは認定証に隠されてますよ。」
ユナは当たり前のように言い理由のヒントをくれた。
認定証を見てみる。