DEAD OF WORLD
全部の攻撃を防ぎ続けていると、ヒリュウの手が止まった。
「どうした?来ないのか?」
「お前…俺の攻撃を読んでやがるな…。」
正確に言うとフェイクのクセもなのだが、彼は頷いた。
「……それでも…俺は…負けねぇ!!」
彼は一気に気魂を放出し、それを両腕に集中させた。
「これはオーラナックルって言う強化術だ。勝負はこっからだぞ。」
今までまとっていた気魂とは全くの別物のように感じる。
それは下手な武器よりも殺傷能力が高いのは一目でわかるほどのものだった。
汗を拭い呟く…
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「アドバイスをします。」
それは昨日のユナとの修行が一通り終わった時のこと。
彼女はレオンにこの戦闘に対してのアドバイスをしていた。