DEAD OF WORLD

「まず、気魂の変形は極力しないこと。まだあなたは不完全だから失敗すれば負けは確実です。そして、相手が本気を出したと思ったら、気魂を放出しなさい。」

「じゃあ俺はヒリュウが本気を出すまで気魂の身体強化も武器強化も出来ないのか?」

使えない場合確実に負けると思い問いかける。


「いえ、少しなら使っても良いですよ。むしろそれをしなければ死にますからね。最初はセーブしていっきに放出です。」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「いっきに放出か…」

下を向いてた顔を上げヒリュウを見る。


そして…














気魂を体の周りに放出した。



一瞬にして草木がざわめく――――



ヒリュウは予想もしてなかった、彼の気魂の量に焦りを見せる。

それは離れて見ているカリンとミウも同じことだった。


「うし!さぁ、始めようぜ。」



< 63 / 97 >

この作品をシェア

pagetop