DEAD OF WORLD
この世界を初めて見たときの印象が強かったため、町も廃れているのかと思ったが違っていた。
現代には劣るが充分に整備されている町だった。
しかし空には魔魂源がどんよりと俺たちをおおっている。
町の端にいくと、高さおよそ100メートルはあるであろう塀があり、外からのモンスターの侵入を阻んでいる。
モンスターといえば、依頼状の任務をこなしていく中、数体倒した。モンスターにも意識レベルがあると思っていたが、奴らはこの世界で人だったものが変化したものらしく、変わった時点で人間としての意識は無くなり、現世に、死は影響しないと聞いた。
俺らはさっきの任務の話をしながら足を進めた―――
「ここにするか。」
ヒリョウは誰にも了解を得ずに店に入っていった。
カリンはあきれたように続く。 リーダーは大変だなと思っているとミユがこっちを見ていた。