DEAD OF WORLD

“どうしたんだミユ?”

画面を見た時に誰からかわかるため、人に関しての心配はない。

“あ…ごめんね。もう寝るのかな?”

“まだ8時半だぞ、寝ないけどどうした?”

“そっか~よかった。…少しお話しませんか?”

気のせいか多少声のトーンが上がった気がした。

“あぁいいよ。でも今日飯の時に話してるから、何かあるのか?”
“うん…あのレオン君はどうやってこっちの世界に来たの?”

そういえば、これは言ったこと無かったな。でも人で変わるものか?

“俺は女神に導かれてだな。俺の求める答えがこっちにあるって言われたから。そう言うミユはどうしてだよ。”

“私!?私も女神様に誘われたの。今の自分とは違う自分を見つけるのはどうだって…”

“そうなのか。でもそれだけのためにこんな危険なことに巻き込まれるのはリスクが高いと思うぜ。”

「そうだよね…じゃあさ~…」
そうしてミユからの質問攻めが始まった。


~~~


「そうなんだ。ありがとうございます。話を聞いてくれて。また明日。」

「また明日。」

そして通信は切れた――

「さてと…」

時刻は9時―――

「そろそろいくか…」

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