DEAD OF WORLD
「ごめん答えられない…」
頭を下げた。
カリンからため息が聞こえて顔を上げろと言われて上げて見ると―――
「っ!?」
体が硬直して動かなくなった。
なんだこれ!
動かない!
息苦しい!
冷や汗が絶え間なく流れる――
そんな中カリンは俺の顔に手のひらを当てる。
「教えてくれないならいいわ…明日からは私も一緒に修行してあげる。」
じゃあねとつけたし来た道を帰っていくカリン。
俺は未だに身動きが取れない。
意識が…遠退く…
なんだ…この圧力は…
意識を手放す寸前で謎の圧力から解放された。
「ハァハァ…ハァ…」
少しずつ息が整っていく。
しかし膝から人形のように崩れ落ちた俺は未だに立ち上がる事が出来ていない。
なんだったんだ今のは…
カリンがいなくなって無くなったからカリンの仕業か…
他の奴等も使えるのか…?
いや無理だろうな…
カリンの実力は一体?
仲間のカリンに疑問を抱いていたところで立ち上がれるようになり、今日の修行を終え、帰ることにした。