DEAD OF WORLD
「そろってるようだな…」
狗隴さんはなにもなかったかのようにそこにいた。
「狗隴よぉ~俺らを呼び出していったいなんなんだ?」
「狗隴さん何かあるんですか?」
カリンとガイさんがたずねる。
「…お前たちに昇格のチャンスをやろう。」
それを聞いた全員が唖然とした。「ほんとかよ狗隴!」
「なっ!いったろカリン!俺がいったとう「うるさい!!」…り…」
「狗隴さん…昇格って言っても何をすればいいんですか。」
「…まずお前らにこれを渡しておく…」
そう言うと同時に荒く何かを投げ付けてきた。
それを見てみると、細長い円柱状の筒だった。
「それは“紋章筒”と言われる魔方陣をそのなかに吸収するものだ。1つに1つの魔方陣が入る。街の外に7つの魔方陣をばらまいてある。…これだけ言えばわかるな…」
狗隴さんは口を閉じ、周囲の皆は首を縦にふる――――
えっ?わかりませんが…
「奪い…あうんですか?…」
ミユが小さな声で訪ねた。
「そうだ…先に4つの紋章筒を持ってきた方を昇格さしてやる…」