DEAD OF WORLD

先に4つ…
必ず1つは取り合うのか…

「先に言っておくが他人の物も取っていいからな。紋章を筒に入れたからって油断するなよ…
明日の朝10時に開始する。
以上だ…幸運を祈る…」


そう言い、狗隴さんは酒場を後にした。

そして俺たちもガイさんたちに挨拶をしその場を去り、明日の作戦をカリンの部屋で話し合うことにした。




「どうするんだよ?」
ヒリュウは腕を頭の後ろにくんでたずねる。

「私は…二人一組がいいと思う…」
ミユの意見には俺も賛成だ。

「それだと、集めるのに時間がかかるわ。…」

カリンはあっさりと答えた。

「じゃあさ!ミユとレオンが取るまで、二人一組で二人が取ったらバラバラになるってのはどうだ?」
ヒリュウが意見を出した。

すると…

「いいわね…」

カリンは以外にも賛成した。

「ただし、ミユとヒリュウが集めるまでね。」

あれ?何故か人が変わってない?
「なんでだよ!俺が一人だとまずいのか!」

「ヒリュウ君…」

「実力を考えただけよ…」

ヒリュウは舌打ちをしてわかったとだけ口にした。

「集めたら二人は街の入り口に姿を隠して待機すること。二人の筒が取られたらまずいから。いいわね。」

「了解」
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