DEAD OF WORLD

「それじゃあ私たちも行きましょ。」

「レオン君もヒリュウ君もがんばってね。」

女の子二人も行き俺とヒリュウも動き出した――

「はぁ~~何でヤロウと探さなきゃいかないんだよ。」
ヒリュウは退屈そうに言った。

「仕方ないだろ。カリンが言ったんだし、それが無難だからな。」

ヒリュウはため息をついた。

しかし魔方陣が見つからない。
かれこれ十分は走り回っているんだが、まだそれらしきものが見つからない。

「なぁレオン…さっきから景色が変わってない気がするんだが…」
そうだ。さっきからいくら走っても景色が変わってない気がしていたんだ。

「…この森…どうなってるんだよ。」

そんなことをいっていると、認定証が音をたてた。

“カリンか?!なぁこの森なんかおかしくないか?”

“はぁ…そんなことだろうと思ったわよ。あんたら気魂付加を足にしかしてないでしょ?”

確かに足だけだ…

“あぁそうだけど。”

“体全体…出来れば目にも付加をかけるのよ。そうすればいっきに景色が変わるわ。”

“そうなのか!わかった。サンキュ。”

“まったく…しっかりしてよ。”
そこで通信は切れてヒリュウにその事を伝える。

< 88 / 97 >

この作品をシェア

pagetop