DEAD OF WORLD
「それじゃあ私たちも行きましょ。」
「レオン君もヒリュウ君もがんばってね。」
女の子二人も行き俺とヒリュウも動き出した――
「はぁ~~何でヤロウと探さなきゃいかないんだよ。」
ヒリュウは退屈そうに言った。
「仕方ないだろ。カリンが言ったんだし、それが無難だからな。」
ヒリュウはため息をついた。
しかし魔方陣が見つからない。
かれこれ十分は走り回っているんだが、まだそれらしきものが見つからない。
「なぁレオン…さっきから景色が変わってない気がするんだが…」
そうだ。さっきからいくら走っても景色が変わってない気がしていたんだ。
「…この森…どうなってるんだよ。」
そんなことをいっていると、認定証が音をたてた。
“カリンか?!なぁこの森なんかおかしくないか?”
“はぁ…そんなことだろうと思ったわよ。あんたら気魂付加を足にしかしてないでしょ?”
確かに足だけだ…
“あぁそうだけど。”
“体全体…出来れば目にも付加をかけるのよ。そうすればいっきに景色が変わるわ。”
“そうなのか!わかった。サンキュ。”
“まったく…しっかりしてよ。”
そこで通信は切れてヒリュウにその事を伝える。