DEAD OF WORLD
周囲に発砲音が鳴り響く。
それは空を切り木に貫き、地面に穴を掘る。
しかし銃弾は彼女に当たらない。
「ハァ…ハァ…」
「……」
疲れが見えるのは発砲者で彼女は息1つ切らしていない。
「もう終わりにしましょうよ。はっきり言って時間の無駄です。」
私は目の前の敵と見なした相手には容赦をしない…
そして敵はまたしても銃口をわたしに向ける。
もう…いい……
銃弾がわたしめがけて飛んでくる。今度はよけない……
切り落とす!!
私の間合いに入ってきた銃弾にレイピアを降り下ろす。
それは綺麗に二つに別れ、失速していく。
敵は驚いていた。
バカね……
一気に間合いをつめて敵の右肩にレイピアを突き刺す。
敵は痛みのため持っている物を地面に落とした。
終わりね……
「筒をくれるならこれ以上はしません。」
「…」
返事が無いので一気にレイピアを肩から引き抜いた。
苦痛の悲鳴が聞こえるが関係無い…
「筒をください…」
「くそ!何で勝てないんだ!!」
貴方が弱いからでしょ……
「これが最後です…筒をください。」
………