DEAD OF WORLD

「腰の袋に入っているから…勝手にとれ。」

敵は悔しそうにいい放つ。

「ありがとうございます。」

袋をあさり筒を見つける。
まだ魔方陣が入ってないのね…

「それでじゃあ…」

トン!

彼は意識を失った。

首もとをレイピアの柄でついたのだ。


これで私たちは1つ予備が出来たわけね…


みんな…頑張ってね……


その頃――――

ヒリュウは打ち合わせ場所で身を潜めていた。

「…暇だなぁ~」

彼は退屈をもて余していた。
そんなとき彼から見て東北方面から人が向かってきていた。

「たしか…ここだよね…」

「ミユ!」

彼はその人物がミユだと認識したとたんに声をあげた。

そして二人は合流し静かに身を潜めていた。

しかしそれもつかの間で……


「暇だ!!」
またしても彼はその言葉を発する。
「しかたないけど…待っていようよ…」
ミユが彼を抑えようと試みるものの、彼は立ち上がり出した。

「行くぞ…」

「えっ?」

「もう一回探しにいくぞぉ!!」
そう言うなり彼は駆け出していた。
「ダメだってばぁ…」


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