STOREET MUSIC


亜希は早く早く!!と言いながらいつでも出発できますポーズをしていた。


「分かった、分かったから。んじゃ行くぞ!!」


そう、啓汰が言ったときには亜希はもう100m程先にいた。


「けーたー!!早くー!!」


は…はえっ…;;


「お前が早すぎんだよ!!ちょっとくたい待てよー!」


嵐のように去って行った亜希を追いかけようとペダルに足をかけたその時――――


ドンッ――――!!


「―――いって…!!」


何かがぶつかってきてバランスを崩して啓汰は自転車から落ちた。


「いたたっ…!!…あっ!!ご・・・ごめんなさいっ!!」



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