ホラルド倶楽部
「アタシが思うに、そこって結構危ない霊がとりついてるんじゃないかなぁ…?」

なにやら幽霊のことを詳しく語っているこの人は、関原 海。巷で噂の霊媒師であり、ホラルド倶楽部の副部長である。
明るい金色の髪の毛は背中を覆い隠すほどの長さで、顔立ちもなにもかも完璧だ。

「調べに行くの怖いなぁ…」

「菜月さん、大丈夫ですよ!」

端っこで怖がっているのは蜂須賀 菜月。ホラーが嫌いなのに強引な心音に無理矢理ホラルド倶楽部に入れられてしまったらしい。
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