空が泣いた～忘れられない約束～

風邪

あたしは教室にも行く気が無くて
保健室に行くことにした



「失礼します・・・」



「あ・・・河野さん？」
なんで知ってるんだろう



「あの寝ていいですか？」
正直からだがだるかった



「えぇ・・・熱はかる？」
熱・・・あったら面倒だし


「いえ・・・。少し寝るだけだからいいです」

「そう」
そういうと保健の先生は保健室を出て行った



「ん～・・・」
瞼を閉じたら
あの女がでてくる



「こわ・・・いよぉ」
何度も何度も





「殴らないで・・・・もう死ぬか・・・らぁ」
あなたはなぜあたしを産んだの？
なんで殺さなかったの？
あんたが殺したら
こんなに苦しまなかったのに・・・




「ど・・・して」
涙が止まらない
こんな弱い姿みせたくないよ



お願い
誰も来ないで・・・