もっと、生きてほしかった……



はっ……?


付き合って、ない…?





って、えっ?!



2人とも付き合ってなかったの?!




あまりの唐突さに目の前がクラクラしそうになる。



あんなに悩んでたのに……


全部無意味だったってこと?




でも待って…。



あの時は?





キス……してたのは…?




あれはホント、なんだよね…?



「あの……
キス…してたのは?」




唐突…すぎたかな?



「あれも、
嘘だよ……。」




久々?に聞いた、

海斗の弱々しい声………



もしかして………


もしかしてだよ?




私、期待しちゃっても……いいのかな…?



「だったら……
もうひとつ質問…。





海斗の、


キモチを、


教えて……………」




途切れ途切れだけど、一番聞きたかったことが聞けた。



ちゃんと伝わったかは分からないけど、私は信じてるよ…。





もう一度



“あの言葉”を



あなたの口から



聞けることを………




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