もっと、生きてほしかった……
「美ー波っ♪」
突如背中に物凄い重みを感じ、慌てて後ろを振り返ると案の定夏歩が乗りかかってきていた。
「もう!夏歩!
急に飛び付いてきたら焦るよ〜
んで、どうした?」
「実は……
今日トリプルデートすることになった!!
みんなでカラオケに行こって♪」
トリプルデート………
しかも、カラオケ?
あの〜
夏歩さん?
今から行くんですか??
「えっ……
今から行くの?」
「当たり前!
みんなにはもう話してあるよ!
美波ももちろん行くでしょ?」
まぁ、そりゃね?
ずっと楽しみだったわけだし?
まぁ……いっか!
行っちゃおう!!!
「分かった。いいよ♪」
「よし!
じゃあ決まり!!
みんな〜
早く行こー!」
もう。
夏歩、ノれることならどんどん自分から行っちゃうんだから…(笑)
まっ!
そこが良いとこでもあるけどね。
「うんっ!」
そして、私たちはそれぞれカラオケに向かった。