もっと、生きてほしかった……
「分かった…。
私だってずっと海斗の傍にいるって決めたんだもん。
最後まで傍にいるよ?
だから、海斗1人じゃなくて私も一緒に闘う。
絶対に死なせないから……」
この時、
私たちは互いに
“守れない約束”
をしてしまった。
でも、そうでもしなきゃこの時の私たちは今にも壊れそうだったんだ…。
余裕もなく、
不安だらけの時間………
今までこんなに時が進むのを遅いと思ったことは無いのに………
「海斗…。
これから辛くなるかもしれないけど、これだけは忘れないで?
あなた自身が辛いだけじゃない。
私や夏歩たち、海斗の傍にいるみんなが
同じぶんだけ辛いってことを………」
ココロの中で苦しんでるのはあなただけじゃないんだよ…?
確かにあなたの方が抱えている闇の大きさは深いかもしれない。
でも、
海斗の傍にいるみんな
必ずしも
1%は辛いってことを。