もっと、生きてほしかった……
担任が話してる間も、私は昂のことを考えていた…。
もしも昂がホントに二股してたら?
そうだよ。って言われたら?
私、どう切り返せばいいのかな?
夏歩にも言いにくいし………
あ゛〜!
やっぱメールで聞こう!
なぜか勝手に決心した私は、同じクラスであるにも関わらず机のなかでメールを打った。
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To.昂
ねぇ昂…。
1つ聞きたいんだけど、二股かけてんの?
夏歩が昨日の夜、駅前で年上の女っぽい人と腕組みながら歩いてたって言ってるんだけど。
From.美波
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送信っと……。
ケータイに“送信完了”の文字が出たのを確認して、私はケータイをしまった。
はぁ……
あとは返事を待つだけね…。
一体どんな風に返ってくるんだろう………
気になって昂を横目で見ると、丁度メールが来たのか机のなかでごそごそしているのが分かる。
あっ……
届いたんだ…