もっと、生きてほしかった……


久々に聞いた。


海斗の、甘い声…///



「えっ…」



「いいから。
ほら、来いよ。」



そう言って、海斗は自分の隣をポンポンっと叩いた。


これって……

私に来いってことだよね?


ドキドキしながら海斗の隣に座ると、急に後ろから抱きしめられた。



「えっ…ちょっ……海斗?///」



「こうしてたら、温かいだろ?」



/////


よくもまぁ、そんな恥ずかしいことをペラペラと…///



こっちの気も知らないで……。



でも、すごく心地いい…。


もっと、

もっと、

海斗を感じたい……。



知らないうちに、どんどん海斗を求めている私がいた…。



「海斗……
もっと、ちょうだい…。」


そして、知らない間に変なことを言ってる私…(笑)



「美波…。
その顔反則……。

お前の要望通り、全部してやろっか?」



全部………


って、どこまで…///



でも、今はそんなのどうでもいい…。



この心地いい空間が、欲しいよ……。



「うん………
海斗、全部、ちょうだい……。

また、前みたいに海斗のモノにして…?」



私が言った直後、私は海斗に押し倒されていた…。



「美波の言う通りに、俺の全部をやるよ。

お前だけにな……。」



今日で、2回目。



海斗は私の唇、首筋、そしてYシャツのボタンに手をかけて器用にはずしていった…。



前に感じた、熱くてとろけそうになる感覚がまた私を襲った。



「んっ……海斗ぉ…」



大好きでたまらない………


海斗は、私のモノ。



誰にも渡さない。



「海斗……好き…大好きっ」


こうやってまた、私はあなたに溺れるの。



もう二度と戻れない深みまで、堕ちていく。



ずっと、一緒だから!



あなたは、私が一生を懸けて愛すって決めたたった1人の人なんだから……。



だから、




生きてね……………


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