もっと、生きてほしかった……



外出2日目。


今日は木曜日――。



て訳で、5時間の授業だった……―――



「早いねぇ。
5時間はホントに楽だ〜!」




相変わらずうだりまくりの夏歩。



さっすが面倒臭がり屋(笑)



「まぁまぁ。
今日は昂と2人でデートでしょ?」



「そう!
すっごい楽しみ!」




そう言った後、急に真顔になった夏歩



「――?
どうしたの?」



「美波も今日から日曜の最終日までずっと海斗の家で2人暮らしでしょ?

最後まで、海斗の傍離れないって決めたんでしょ?」




……夏歩。


急に何言い出すかと思ったら。



でも、あってるよ。



私は決めたの。
必ず最後まで海斗の傍を離れないことを。



最終的に私がどうなったとしても、海斗の傍だけは離れないよ。



「うん。
絶対離れないよ。」




私が下した決意。


必ずやりとおしてみせるよ……。



「美波!
私は応援する!

ガンバってね!!」



「ありがと。
ガンバるね。」




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